釣りにゃんだろう

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釣りを始める人よりも、止める人の方が多いという現状と未来。

世の中には、釣りという趣味を新しく始める人もいれば、止めたり引退する人もいると思います。
これらの人数が同程度なら、日本の釣り人口は一定に保たれるでしょうが、明らかに釣りを止める人の方が多いのではないでしょうか。

 

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まず、日本の人口の年齢構成自体が高齢者に偏り、人口が減っていっています。
この状況を考えれば、自然に釣りをする人が減るのは当たり前のはずです。

それから、そのような人口の年齢比率に比例するか、それ以上に、釣り人には若者よりも高齢者が多く、そこまで新規の若者の釣り人は増えていません。
この状況が続けば、大部分の釣り人は、あと10年~20年で釣りができなくなり引退するはずでしょう。

その間に大量の若者が急激に釣りを始めれば、釣り人は減らないかもしれませんが、そんなことは考えにくいので、釣り人は減っていくでしょう。

 

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例えば、フライフィッシングをする人なんかは、釣り場で見かける人の年齢比率を考えれば、あと10年たてば半分くらいまで減るのではないでしょうか。
他のジャンルの釣りだって、現在やっている人達のメインの年齢層と若者の少なさを考えれば、釣り人が半減することくらいは十分にありえそうです。

このような状況は、釣り具を売ったりして商売をしている人達にとっては、とても困ることでしょうし、潰れる会社も沢山出てくるでしょう。

しかし、釣りをする側にしてみれば、そんなに悪いことばかりではありません。

釣り人が少なくなれば、今よりも自由に釣り場が使えますし、魚もずっと釣りやすくなるはずです。

そもそも日本は、釣り場に対して釣り人の数が多すぎるくらいですから、釣り人の数が現在の10分の1くらいになって、ようやくまともな釣りをする環境と言えるかもしれません。

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釣り人が減って釣り具メーカーがなくなってしまったら困ると思われるかもしれませんが、釣り具メーカーが潰れても、釣りは問題なくできます。

死ぬまでに使いきれないほどの釣り具を、すでに所有しているような人が沢山いるでしょうし、全釣り人口では使いきれないだけの中古釣り具が世の中には溢れかえっています。

なくなって困るのは、釣り糸と釣り針メーカーくらいのもので、明日から他の釣り具メーカーがなくなっても、何も買う必要はなく、釣りは問題なくできるでしょう。

 

そもそも、「物を大量に製造して販売する。それを大量に消費する。」といった行為は、必ずどこかで自然破壊に繋がるものなのですから、釣り具を大量に製造したり、それを大量に消費するという行為は、豊かな自然がないとできない釣りという行為とは、真逆の意味を持つ行為なのかもしれません。

ですから、釣り人が減って大きな釣り具メーカーがなくなり経済活動が縮小されれば、それはある意味釣りをするためには好都合とさえ言えるのかもしれません。

人口も減り、釣り人も減り、経済も弱る。
無駄な開発さえ行われなければ、これからの日本は釣りをするには意外と好都合なことばかりなのかもしれません。