最近、ふと気づいたのですが、私が子供の頃にしていた釣りを再開して、今年で10年目なのでした。
10年なんて、釣り歴としては短い方だと思うのですが、気づいたら自分が思っている以上に釣り具が部屋の中に溢れかえっていて、びっくりしています。
僅かに子供時代から持っていた釣り具も使っていますが、大半がこの10年で手に入れたものなので、もしこの調子で何十年も釣りを続けていったら、大量の釣り具を溜め込んで大変なことになってしまいそうです。
消耗品以外は、もう死ぬまで困らないだけの釣り具は持っていると思うので、もう買い過ぎないように、気をつけていかなくてはならないと思っています。
まあ、そうは言っても、新しいジャンルの釣りに手を出してしまったりすると、簡単にこの誓いは破られそうですが…
そんな増えすぎた釣り具を整理していて気づいたのですが、この10年間、私は一度も釣り具屋でロッドを買ったことがありません。
10年間で何十本かロッドを買ってしまいましたが、ほとんどが中古品をネットオークションで買ったものですし、新品で手に入れた数本もAmazonで買ったものです。
さらに考えてみれば、この10年間、リールも釣り具屋で新品を買ったことは一度もありません。
中古釣り具屋で1,000円以下のリールは3台ほど買ったことがありますが、あとは全てネットオークションで買ったものです。
こうなってくると、釣りをしていなかった期間を合わせれば、何十年も釣り具屋で新品のロッドやリールを買ったことがないということになります。
冷静に考えてみれば、これはなかなか驚くべきことだと思えてきます。
私が子供の頃は、多少は通信販売のようなものもありましたが、釣り具を手に入れるためには釣り具屋に行くしか方法はなかったわけです。
それが、この数十年で全く釣り具屋に行かなくても、家に居ながらにしてネットを通じて、あらゆる釣り具が手に入る時代になったのですから、とてつもなく大きな変化があったと言えるのではないでしょうか。
ここまで時代が変わってしまったら、どう考えても釣り具屋さんは儲からなくなったはずです。
釣り具屋に行かなくても、ネットで何でも手に入る。しかも、その方が安いことが多いとなれば、釣り具屋の利用者が減るのは間違いないはずです。
それでも、ネットて買うのが難しい人や、「お店で買い物をする」ということ自体が好きな人もいますから、まだ釣り具屋を好んで利用する釣り人もいるにはいるかもしれません。
しかし、若い世代の人達には、そのような人はほとんどいないでしょうから、釣り具屋の利用者が激減するのは時間の問題なのではないでしょうか。
活き餌を売る釣り餌屋さんのようなものは残るかもしれませんが、将来的には釣り具屋はほとんどなくなり、子供達が「釣り具屋ってなに?」と大人に聞いてくるような時代が、そう遠くない日にくるのかもしれません。
この数十年だけでも、これだけの大きな変化があったのですから。