釣りにゃんだろう

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『北海道トラウトフィッシングツアー 2018』⑭ 番外編 子熊がわんさか居る道。

石のように自由で最高だぜ。

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ある日ある朝、ジミ・ヘンドリックスのstone freeを口ずさみながら適当に車を走らせていると、道沿いに川が流れていました。

なかなか悪くなさそうな川なので、ここらでちょっと釣りをしてみようかなと、車を道路脇の広いチェーン装着ゾーンのような場所に停めました。
こんな風に、ふらっと動いて、ふらっと立ち寄って、川で釣りができたりするのは、北海道の最高なところですね。

 

子熊が大量に出現⁉

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どんな魚が居るのかな、ニジマスかなヤマメかな、どのタックルを持って行こうかな、と考えながら、車のドアを開けようとしたその時、前方の道路の真ん中に、何か黒い動物が見えました。

 

 

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もしや、と思い車から降りるのを止めて、車を発信させて接近してみることにしました。

 

どうも、動物は何匹も居ます。
やはり黒いです。

しかし、あまり大きくは無さそうです。

あれは、子熊なのではないか。
子熊が、あんなにいっぱいいることがあるのか?
親も側に居るのではないか?

そう判断して、さらに車を進めて接近すると、「あっ!」と私は思わず声をあげました。

 

 

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「あっ!…」

 

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「犬でした…」

水曜どうでしょうの嬉野Dが、ジャングルで「トラだトラだ」と散々騒いだあげく、鹿だと判明した時の「シカでした…」という言葉とそっくりの口調で、私はそう独り言を言いました。

 

接近してみると、はっきりと分かりました。動物達は、確かに黒く、四つ足でしたが、そのフォルムと大きさは、間違いなく犬です。ワンちゃんです。
しかも、一匹白いのまで居ます。どう見ても、白熊やアルビノのヒグマなどではありません。犬でした!

なんだ犬かと、笑ってしまいましたが、周りに一切民家もないようなこの場所で群れている犬は、野犬でしょう。
野犬なんて、ほっといても自分から逃げることの多いクマよりも、ずっと恐ろしいではないですか!
車にもビビらず道路を塞ぎ、絡んでくる不良のような雰囲気を、彼らはビシビシと出しています。

こんなに恐ろしい川は初めてだ。
私は、釣りをするのを止めて、そのまま野犬達の横を通り過ぎて、その場所を後にしました。