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朱鞠内湖でイトウのルアーフィッシング入門 春編

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日本最低気温の寒さの中で凍りついていた湖が、一気に溶けだす短い春。もっともイトウが簡単に釣れるシーズンです。入門にはうってつけでしょう。

解氷時期は?

湖を覆っていた湖が、姿を消すのは、4月下旬~5月下旬です。解氷時期は、その年の冬~春の天候によって、左右されます。なかなか予想が難しいようで、あまり正確に言い当てた人を見たことがありません。

 

解禁は5月1日ですので、解禁しても、まだ湖面が凍っていて、釣りができないことも、多々あります。ゴールデンウィークに、釣りが出来ないことも良くあります。早くから予定を立てて遠征する場合には、とても悩ましい問題でしょう。


確実に解氷するであろう5月下旬に予定を組むのが間違いないのですが、もし5月頭から湖が開いていた場合には、一番釣れる解氷後の二週間程度の時期を逃すことになります。
お天気次第で人間にはどうしようもないことなので、予定を立てたら、日頃から清く正しい行動をし、自分の行く直前に解氷することを祈るしかないでしょう。

部分解氷

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湖はまず、取水口と呼ばれる、ダムの水を吸い込んで発電所に送る水路のある付近から溶け出します。
この取水口付近は禁漁区ですが、その禁漁エリア外ギリギリのあたりに釣りのポイントがあります。

この周辺は、この時期、もろに産卵前のイトウの通り道であり、あまり釣っても気分の良いものではありません。イトウは毎年産卵しないと言われていますが、この周辺のイトウは産卵に絡んでいる可能性が高く、それを釣ることは、少なからず悪影響があるはずです。
「イトウの保護を考えるなら、そもそも産卵期の5月に解禁するのはおかしい」という声もあります。
もっともな意見だとは思いますが、この湖は天然の魚を使った管理釣り場のようなものなので、一番魚の釣れる時期に営業しないわけにはいかないのではないでしょうか。

このような実情ですので、ここでは、湖の氷が全て溶けた、全面解氷の時期からの釣りについて説明していきたいと思います。

全面解氷直後

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気温・水温ともに低く、岸や山には雪がまだまだ残り、森の緑も芽吹く前で、一面灰色の世界です。水位は、その年によってまちまちですが、基本的に低水位なほど、よく釣れます。

この時期は、ワンドなど、やや深さのある場所に、イトウが溜まっていることが多いです。上手く場所を発見できれば、ポンポンと連続ヒットも珍しくありません。

岸際から深さがある場所で、ワカサギがウヨウヨとたまっていて、沈木などの障害物がある場所が良いでしょう。よく見ると、ポカーンとイトウが浮いていたりもします。

 

ここで使うのは、チヌークの7グラムです。
キャストして適当に沈めたら、リールのバンドルを2周ゆっくりゆっくり巻いたら、1周ゆっくり巻くようにして、ひらひらとフォールする瞬間をつくって引いてきます。とにかく、ゆっくりゆっくりです。
足元でのヒットがほとんどと言って良いくらい多いので、出来るだけ水の中には立ち込まず、最後まできっちり引いてきましょう。
ワッ!と巨大な魚が、目の前に突然現れて、ルアーに襲いかかる瞬間は、興奮しますが、少々心臓に悪いです。


夕方などには、イトウが岸にワカサギを追い込み、足元でガボンガボンとしていることもあります。
こんな時は、できるだけ距離をとり、静かにキャストし、ロッドを立てて、ルアーをあまり移動させずに、リフトアンドフォールをしつこく繰り返すと、ひらひらとスプーンが沈んだ瞬間にヒットすることが多いです。

そんな状態の時の例はこちら。

 

さて、チヌークの7グラムのゆっくりひらひら作戦で、釣れなかったり、釣れなくなってきた場合、今度はチヌークの10グラムに変えます。これは、ゆっくりタダ巻きしてくるだけで充分です。どちらかというと、ミノーのような使用方法に向いています。

7グラムや10グラムといったスプーンは、イマイチ飛ばないので、使っていて気分がよくありませんが、「飛ばないルアーは釣れる説」というものがあります。

これは、魚が岸から近くに場合、よく飛ぶルアーで遠投するより、飛ばないルアーで、岸際を重点的に攻める回数を稼いだ方が、釣れる確率が上がるというものです。

この説を信じて、「全然、飛ばないなぁ、でもこれでいいんだなぁ」と、のんびり釣るのが、解氷直後のポイントです。

全面解氷後1週間~2週間f:id:nyandaro:20180416192509j:plain

全面解氷から1週間もたつと、それまで魚がたまっていたような深いワンドでは、あまり釣れなくなってきます。

ここからは、岬、シャローのカケアガリ、水没したヤナギの周り、ワンドなど、
様々な場所で広範囲に釣れるようになってきます。
もう、どこでも良いんじゃないか、という感じですが、それなりに目印になる点はあります。

まず、できるだけ向かい風のポイントにします。ジャブジャブと、「海かよ」というくらい波立っていたり、どわーっと濁っていても問題ありません。

それから、ワカサギがウヨウヨいるも分かりやすいポイントです。あまり波立ってしまうと、ワカサギの姿が確認しずらくなってしまうので、風の弱いことの多い早朝のうちに、ある程度目星を付けておくのもいいかもしれません。

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さらに、そんな中で僅かな地形の変化やストラクチャーのある所でのヒットが多いです。
広大なシャローでも、小さく岬状になっていたり、カケアガリが岸に寄っていたり、沈木があったり、何かしら変化があるものです。

そういった場所で、まずは魚が岸際に居ることも多いので、チヌークの10グラムをタダ巻きして、近場を探ります。
それから、14グラムに付け替えて、距離・深さとも広範囲に探ります。泳層は表層~中層、リトリーブスピードは、ゆっくりゆっくり~びゅんびゅんと早巻きまで、色々と試して見ましょう。

夕マズメによく釣れる時期でもあります。
早朝のチャンスで反応が無く、日中は強風に吹かれて寒いばかりでも、やや風が和らいできた日没前に、シャローでドッカン!ということもあるので、一日諦めずに釣りをするべきでしょう。

全面解氷後2週間以降~

水位が上がり、水温も上がるせいか、だんだん簡単には、釣れなくなってきます
解氷時期が遅いほど、水温が上昇するのは早くなるので、おいしい時期は短くなります。
水位は、雪の量や、電力会社の都合などで、年間を通して様々な変動を見せます。
当然、水位が低いほど魚の密度は高まり、歩ける岸が広く、釣りが出来るポイントも増えるので、釣りには好条件となります。

湖がすっかり新緑に包まれ、水位が上がり岸に立てる場所も場所も減り、水温も上がってくると、イトウの反応が悪くなってきますが、14グラムで広範囲を探る作戦を続けましょう。
ワカサギでは無く、ヤマメの子供も目立つようになってきて、これをイトウは食べているようです。
ウグイ連発のあとに、イトウが釣れることもあるので、そう簡単には諦めないことです。

 

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6月前後になると、ウグイが産卵を始めます。この時期も、年によって様々なので、いつとは決めつけることが出来ません。
ウグイの産卵場所と言われている前浜というポイントには、ウグイ、ヤマメ、アメマス、イトウ、鯉など、あらゆる魚が集まります。

イトウは、ウグイが産卵する瞬間を狙っているらしく、そのような場所はモワモワッと水面が動きます。
ですから、静かに水に入らずにキャストもせずに待ち、この「モワモワ」が起きた瞬間に、チヌークの7グラムを投げ込み、ロッドを立ててフォールさせます。
そこで運が良いとガンっと、大きなイトウがヒットしますが、鯉もしっかりとスプーンに食らいつき釣れることも多いです。
そんな時は、まあそんなにカリカリせずに、イトウとは異次元のパワーと持久力を楽しみましょう。

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