かつては華麗なプレーとJリーグカレーやお茶漬けのCMで日本中を熱くし、昨今は指導者として活動していたラモス・瑠偉氏。
3月2日に、昨年12月に発症した脳梗塞からの復帰会見を行いました。
1977年に来日。
ラモス・瑠偉は、ブラジルのリオデジャネイロの出身です。
カリオカというニックネームがありますが、これはポルトガル語でリオの男という意味です。
20歳の時に読売サッカークラブ(後のヴェルディ)に加入するために来日。
- 警告を受けた際に揉め、1年間の出場停止の処分を受ける。
- バイク事故で左すねを複雑骨折する。
などのトラブルに見舞われつつも、実績を積み重ねていきます。
1989年に日本へ帰化。
選出された日本代表では、36歳85日という日本代表最年長得点記録を保持しています。
俗に言われるドーハの悲劇を経験し、W杯出場をあと一歩のところで逃しました。
ヴェルディ川崎→京都パープルサンガ→ヴェルディ川崎とキャリアを重ね引退。
引退試合では「生まれ変わっても、日本に来て早く帰化して、W杯にへ出たい」と涙しています。
サッカー引退後には一時期、フットサル日本代表としてもプレーしました。
引退後は、評論家、指導者として活動。
監督としては、東京ヴェルディ、ビーチサッカー日本代表、FC岐阜を指揮。
2016年に7月にFC岐阜の監督を解任されています。
2016年末に脳梗塞を発症。
2016年の年末に自宅で倒れ、脳梗塞と診断されました。
その後、順調にリハビリを続け、3月2日に復帰会見を行って、4月からの仕事復帰を宣言しました。
ラモス氏得意の冗談も飛び出す会見で、病気からの復活をアピールしていました。
脳梗塞って?
脳梗塞とは、脳血管障害の一つです。脳血管障害は、脳卒中とも呼ばれます。
混同しやすいので、整理してみましょう。
簡単に言うと、出血するかつまるかということです。
さらに脳出血は、その出血の部位により、脳内出血とクモ膜下出血に分けられます。
脳梗塞は、つまる原因によって、脳血栓と脳塞栓に分けられます。
脳梗塞は、脳の動脈がつまり、脳組織が壊死または、壊死に近い状態になります。
これにより、身体の麻痺、意識障害、うまく話せないという失語、などの症状が表れます。
後遺症も残りやすいです。
幸い、ラモス氏は後遺症もあまり見られないとのことです。
脳血管障害の原因は、様々なことがありますが、高血圧が原因になることが多く、特に注意が必要です。
現在、健康に不安のある方も無い方も、日頃から健康に気をつけ、自分やネットの情報で判断せず、しっかりと医師の診察を受けることを強くお勧めします。
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