釣りにゃんだろう

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ミッチェル 310UL

ミッチェル310ULは、90年代に発売されたミッチェルのインスプールリールの最小モデルです。

308のボディを使用。f:id:nyandaro:20180514203513j:plain

最小モデルの310ULですが、ボディはそれまで一番小さいサイズであった308と、共通のものが使われています。
しかし、ローターは、308より小さいものが付いていて、全体的には308より小さく仕上がっているというわけです。

このローター部分は、樹脂製であり、少しチープな雰囲気が漂います。

なんだか強引に作ったようなモデルですし、この頃のミッチェルのリールは台湾製ということもあり、品質は微妙な気がします。
ただ、手の平に乗るくらい小さくて、可愛いリールなので、どこか憎めない存在です。

 

ゴロゴロした巻き心地。

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中身はフェースギアが、ポンっと一つ入っているだけでスカスカです。
この時代のミッチェルではお馴染みの、ゴロゴロした巻き心地です。
現代のリールに馴れた人は戸惑うかもしれませんが、これが正常な状態なのです。メンテナンスすれば変わるといったものでもありません。そして、これでも問題なく魚は釣れるのです。

 

最近、何故か以前より高値で取引されている。

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私は、このリールをそもそも欲しかったわけではなく、欲しかったミッチェルのパックロッドとセットになっていたので、手に入ってしまったものです。

あんまり使用する機会もなく、たまに思い出したように、管理釣り場などで使う程度でした。
このショボいリールでも、イグジストを使う人と同程度とはいかなくても、普通に魚が釣れるのは、少し嬉しくもあります。

こんな私にとっては「おまけ」程度のリールですが、ここ数年は、ヤフー!オークションを見ていると、ちょっと異様に値段が高いです。
以前は3000円にもならないようなものだったのに、最近はもっと高値で取引されています。
一体、何が原因でプチブームが起きたのでしょうか。

正直、ミッチェルのインスプールリールの中では、一番ショボいものだと思います。
それなのに、値段が上がるなんて、物の価値は、噂や評判に左右され、必ずしも良い物に価値がでるわけではないのだなぁ、と考えさせられてしまいます。