釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

エッセイ

どうでしょう祭とビッグファイト松本。

もう何年も前のこと、第二回どうでしょう祭というものが、真駒内アリーナで開催された。 これは、水曜どうでしょうが行う大々的なイベントで、いわゆる藩主と呼ばれる、番組のファンが日本中から大挙して訪れるものだった。チケットを確保するのさえ一苦労の…

水曜どうでしょうと釣り。

釣りをしたことがない人が、「釣りをしてみたい」と興味を持つには、何かしらのきっかけが必要でしょう。私の周りの人が、「釣りをしてみたい」と言い出した時に理由を聞いてみると、「水曜どうでしょう」を見て、釣りに興味を持ったという人が沢山います。 …

日頃サンマばっかり食べて節約して、海外に釣りに行こう。

開高健が、「河は眠らない」というビデオの中で、このようなことを言っている。 「日頃サンマばっかり食べて生活を節約してですね、アラスカへ来て、一生の思い出になるような魚を釣りなさい。 これは一回投資しただけで、何千万回と甦って利息が付く。 精神…

アブマチック 60

アブマチック60(ABUMATIC60)は、1957年~62年に製造された、スウェーデンのアブ社製のスピンキャストリールです。 温もりのある仕上がり。 アブマチックの中では最小のモデルで、初期のものなので、構造はとてもシンプルです。何よりもボディの曲線やカラ…

オイカワのフライフィッシング。

人生で一番フライフィッシングで数を釣った魚は、間違いなくオイカワだと思う。 小学5年生か6年生の頃、きっかけは全く覚えていないのだけれど、フライフィッシングに興味を持って、親に入門セットを買ってもらった。 当時通っていた塾のすぐ側にあった上…

手釣り最強伝説。

ほとんどの釣り人は、日頃から、釣り場や魚種によってロッドやリールを取り替えて、「これが良い」「あれじゃなきゃダメだ」などと議論を繰り返している。「魚種ごとに専用の道具なんて必要ないだろう」という考えの持ち主の僕でも、それなりにタックルは使…

電車釣行のメリット。

たまに東京のど真ん中の電車内で、クーラーボックスと釣り竿を抱えて、肩身を狭そうにして立っている釣り人を見かける。 田舎の方に行くと、電車内で、もっと堂々と釣り竿を持っている人を、沢山見かけることができる。 海辺の町なら、全身魚臭いようなおっ…

職場放棄してきたモンゴルの犬の話。

「カサカサカサカサ」寝袋の中で眠りにつく直前の状態にあった時、テントにそんな音か響き始めた。 雨の音ではないし、風の音でもないようだ。もしかしたら雪なのだろうか。まだ9月の半ばだと言うのに。 言葉のあまり通じない人達と焚き火を取り囲んで、ウ…

ナマズのルアーフィッシング。

近年、ナマズのルアーフィッシングが盛んで、専用のタックルが出されたりしているが、これらの製品は謎だらけで、釣り業界の闇をよく表していると思う。 まず、ナマズ用に出されているロッドは、異様にヘビーだ。海外に巨大なナマズを釣りに行くならともかく…

子供の頃は、どうしてあんなに魚が釣れなかったのか。

たまには「ダメだこりゃ」ということもあるけれど、成人してからの釣行では、だいたい何かしらの魚は釣れることが多い。 それに比べて、小学生の頃の釣りは、基本的には「ボウズが当たり前」で、たまに魚が釣れれば、大当たりという感じだった。どうしてそん…

最強の釣りガール

「釣りガール」という言葉を作り、業界主動で釣りを若い女性に流行らせようとしたのは、2010年くらいからでしょうか? その後、この動きはろくに結果も残せずに、消えてしまいました。ダイワなんかは、結構張り切っちゃって、ワンピース型のウェアなんかを作…

リールのオーバーホールのトラウマ。

小学校、高学年くらいの頃だろうか。雨や雪で釣りに行けない時などは、ルアーのフックを研いだり、タックルボックスの中を整理したりして、釣り欲を慰めていたものだ。今だったら、雨や雪でも全く気にせずに釣りに行くのだが、子供だったので親の許可がおり…

釣り人に「何が釣れますか?」と聞いてはいけない。

よく釣り人に「何が釣れるんですか?」と聞く通行人や観光客がいる。あれはできればやめた方が良い行為だ。しかし、釣りをしない人には、それの何がいけないのか、なかなか分かってもらえないことかもしれない。 まず、「何が釣れますか?」と声をかけられた…

美少女キャラが釣りをするアニメ。

日本の釣り人口が減りまくっているという。90年代後半には、2000万人居た釣り人口が、10年前には1200万人、現在では700万人まで減っているという調査結果がある。 90年代は、かなりの釣りブームだったので、そこから数が減るのは当然だとしても、この10年の…

ウナギとイトウ

私は釣ったことがないけれど、ウナギというものは、結構普通に釣れるらしい。本格的に狙っても、何が釣れても良いような適当な釣りでも、日本中で結構釣れている様子をインターネット上では目にする。 あれだけ稚魚が不漁だとか、絶滅しそうだとか、騒がれて…

北海道の釣り中毒。

何にも縛られることなく、朝日を浴びる生活。 あてもなく車で旅をして、気になる場所があったら釣りをして、日が暮れて疲れたら、どこでも好きな場所に車を停めて、車の中で眠ればいい。車が無ければ、テントと寝袋を持って、自転車でも徒歩でもヒッチハイク…

富士工業製ではない、謎のガイド。

現在、釣り竿のガイドと言ったら、sic製のものが主流でしょうか。少し前までは高級品というイメージでしたが、富士工業の特許が切れた?ためか、今では海外製の安いガイドにもsicが使われていたりもします。 しかし、以前は海外メーカーの安めのロッドには、…

モンゴルには森が乏しいのに、なぜ川には魚が豊富に生息しているのか。

川に魚が豊富に生息するためには、豊かな森が必要だと思う。 簡単に説明すると、森の栄養分が川に流れ出し、プランクトンが増え、プランクトンを食べる生き物が増え、それを食べる小魚が増え、小魚を食べる大魚が増えるといった仕組みである。 それなのに、…

ひなびた温泉街の釣り風景。

その港には、釣り禁止の看板の前で、堂々とサビキ釣りをしているオヤジがいた。どこに住んで居ても、どこを旅して居ても、やはり釣り人と釣果は気になるので、しばらく足を止めて観察する。裾の破けた紺色の長ズボンを引きずりながら、オヤジは熱心に誘いを…

釣った魚は必ず縮む⁈

釣りというものは、終わりのない焦燥感との闘いであるようだ。 脚がガタガタと震えるほどの釣果を上げて、ルンルンと鼻歌を唄いながら、飛行機なり車なりに乗って、すさんだ日常の待つ家に帰ってくる。 心地よい疲れの中で、もう長いこと忘れていたほど深く…

釣り初体験の女子と釣りに行く時、どうするべきか。

釣りを長年していると、ごく稀に釣りに興味を持ってくれる人が、知り合いの中に居たりするものです。それが女子だったりした時、どうしたら良いのか、私の僅かな体験から考えてみました。 どう釣りに誘うのか? 基本的に釣りなんて、興味のない人には、なに…

青空とパイク 後編

かなり歯が鋭い魚を釣るのだけれど、僕はワイヤーリーダーを持っていなかったから、スナップをいくつか連結して、ラインの結び目からルアーのアイまでの距離をとることにした。 ルアーは、さっきの釣りキチ兄さんも持っていた、ニルズマスターのインビジブル…

青空とパイク 前編

無数の魚の歯跡だらけになった、ラパラのフラットラップを、部屋の天井に向けてかざしてみる。 わずか2時間ほどで、この状態になった日の、どこまでも深く広い青空は、今はもう見えなくて、記憶の中のどこか隅っこに隠れつつある。 このルアーの傷をじっと…

レノック 残念な魚

レノック(コクチマス)という魚が、モンゴルの川に居る。ロシアや中国や朝鮮半島にも生息していて、ユーラシア大陸の東側に広く分布しているらしい。 茶色いボディに黒い斑点を持ち、ちょっとブラウントラウトっぽいような、タイメンっぽいような模様をしてい…

サハリンのイトウ釣り

イトウ釣りに興味のある方は、当然ご存知だと思うが、イトウは日本にだけ生息しているわけではない。今回は、サハリンでの釣りの可能性について考えてみた。 イトウの生息域は、北海道、南千島、サハリン、シベリア東部となっている。 この中で、北海道以外…

オールドリールと相互理解。

海外に釣りに行くと、出会った釣り人が、シマノやダイワのリールを、嬉しそうに、また少し誇らしげに、日本人の僕に見せてくることがある。どうも海外では、シマノやダイワのタックルというものは、最高品質の一級品であり、それを使っていることが、一種の…

「fimoがつぶれそうらしい」

「fimoがヤバイらしい」「fimoがなくなりそうらしい」などという話題が、よく耳に入ってくるが、そもそもfimoというものが一体何なのかを、私は知りません。今回は、fimoが何なのかを調べてみるのと同時に、今後の日本の釣り業界の希望的観測をしてみようと…

忠さんのスプーン バイト

ストーリーのあるルアーが好きだ。会社で「開発」という言葉が似合う最近のルアーよりも、人が手を使い、試行錯誤をして生み出し、その人の人生が詰まっているようなルアーを使いたいと思う。釣りとは、本来そういった、とても心情的なものだと思う。 例えば…

「釣りは、準備をしている時が一番楽しい」

「釣りは、準備をしている時が一番楽しい」などと、言われることがある。「分かる、分かる」と頷く人も、多いのではないだろうか。この表現には、少しの自虐的な意味合いと、寂しさとやるせなさが詰まっていて、なんとも上手く釣り人の心情を表している。ここで…

釣りの帰り道。

二週間ぶりに山を下りて、バスと電車をを乗り継ぎ、それから40分ほど汗をかきながら坂道を登ると、久しぶりにベッドのある寝場所に辿り着いた。モンゴル風の質素な観光施設なのだが、素泊まりでゲルを安く宿泊に貸し出していた。その年の春は、モンゴルに…